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夏合宿の終わり 人形、戸惑う

「・・・・・・私は、レーゼの何が気に入らなかったのだろう」

賑やかな夏合宿を終え、私とレーゼは教導団の宿舎に戻ってきた。
レーゼは今はこの部屋にはいない。少し前に外出している。
一人になった私は、帰ってくる間ずっと悩んでたことを思わず口にしていた。

あの日、彼は双眼鏡を持ち水着にエプロンを着て料理する少女たちを見ていた。
別にそのような些細なこと問題ない。問題ないはずなのだ。
なのに私は・・・・・・それに介入し、あまつさえレーゼをお玉で殴りつけていた。
彼自体は自分のしたことに責任を持っているのか私を非難したりはしなかった。
だが、わからないのはそんな行動をした自分だ。

そばにいたセラ・スアレスは、私の顔が不機嫌そうだったと言っていた。
では私はレーゼの何が気に入らなかったのだろう。
ずっと考えた。考えたが・・・・・・わからない。

私はレーゼの人形になると決めた。
それが彼のためだと思ったし、事実彼は私に感情を求めなかった。
彼が求めたのは人形。かつての恋人と姿の似た人形。
私が感情をそのまま出していれば、彼は死んだ恋人の姿に悩まされることになるであろう。
だから、私は人形になると決めた。
それなのに・・・・・・

「それなのに、なぜ私は・・・・・・」

考える。私はレーゼのした行為が気に入らなかった。
レーゼは他の女性を双眼鏡で見ていた。
・・・・・・“他の”女性を、見ていた。

「レーゼが・・・・・・私以外を見ていたから?」

わからない。わからないわからないわからないわからないわからない・・・・・・
私は、レーゼをどう思っているのだろうか・・・・・・
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